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不動産屋の地域活性

少し前になりますが、所沢市不動産研究会の活動で相模原市淵野辺にあるトーコーキッチンさんに視察に行ってきました。


トーコーキッチンとは、ざっくりいうと地元の不動産屋さんが格安な値段で入居者に食事を提供している食堂です。

朝食100円というとびきり格安な値段設定や、入居者しか入れない鍵の掛かった入口などの変わったシステムが地元大学生たちの間で話題になり、メディアにも取り上げられているお店です。


結果として、淵野辺から都内に通う社会人の人が増えたり、トーコーキッチンを介した地域コミニケーションが生まれるなど、地元の活性化に大きく貢献した不動産屋の活動のモデルケースとして、空家・空室対策の勉強会やセミナーでもよく取り上げられいます。


ここまで評価されるようになったのは、何より入居者やオーナーに負担してもらうことなく、赤字でも安くて美味しくて健康的な料理を出すという振り切った行動を起こした社長さんにあるかと思います。


以前、同じように地域活性の活動を行っている社長さんが「地元で商いをしているのだから、自分たちが地元を盛り上げるため頑張るのは当たり前」と仰っていました。


所沢市は比較的人口推移が安定している地域です。ただ高齢者比率の増加率が埼玉県内でも高いのが特徴で、近い将来、人口と就労者人口が減っていくことは明白です。

行政も再開発を行ったり所沢市の魅力を上げるよう頑張っていますが、結局箱を作るところまでしかできないので、その箱を使って地元を盛り上げるのがプレイヤーである我々地元企業だったり地元住民の役目なのではないかなと思っています。


と、熱く語ってしまいましたが、まだ大したアイデアもないので、今は少しでも魅力的な「家」を建て、所沢に住みたい!住んでよかった!と思って貰い、今アルクの家に住んでいらっしゃるお子さんが大人になった時に、所沢に家を買いたいなって思ってもらえるようコツコツと、できることから自分のペースでやっていきたいと思います。


石橋

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